
バニラ味のアイスは日本で売られているアイスクリームの中で最も売り上げが高いのを知っていますか?
シンプルで甘すぎず飽きが来ない味が日本人の味覚にとても合っているようです。
さてそんな日本人が大好きなバニラアイスですが、そもそも「バニラ」とはいったい何なのでしょうか?
どのような味がするかはすぐに思い浮かべることができますが、「バニラ」が何でできているか意外と知らない方も多いかもしれません。
この記事では、気になる「バニラ」についてお話していきます。
バニラって何からできているの?

甘くて美味しいバニラ。
このバニラとは、ラン科の植物の名前からきています。
バニラは、薄緑の小さいかわらしい花です。
バニラは甘いので花から甘い香りがすると思われがちなのですが、実は花の匂いを嗅いでみると意外と無臭なんです。
ではあの甘い香りはどこから来ているのでしょうか。
バニラの甘い香りを出すには
バニラは花から香りがするのではなく、バニラビーンズ(果実)から作り出されます。
そのためには受粉を手作業で行う必要があります。
花が開花しているのは早朝から約8時間です。
この間に受粉を行います。
受粉させたあとは約半年の間熟成させてから収穫作業に入ります。
収穫したものをしっかりと茹で、蒸すことでだんだん緑色だったバニラビーンズが、茶色くなっていきます。
その後天日干しをします。
天日干しをしっかりしたあと、水分を完全になくすために箱に密封させ約2ヵ月ほど乾燥作業に入ります。
完全に乾燥すると色が真っ黒になります。
こうしてやっとバニラの香りがしっかりと分かるくらいになってくるのです。
バニラビーンズができるまでは約3年かかる
バニラを栽培し、バニラビーンズを出荷するまでにかかる期間はおよそ3年と言われています。
さらにそこからアイスクリームになって私たち消費者の元に届くまでには、かなりの歳月がかかることが分かりますね。
まとめ
- バニラはラン科の植物の名前
- バニラの香りは花からではなく、バニラビーンズから
- 栽培から出荷までは約3年の月日がかかる
バニラの香りは花からではないというのが意外ですよね。
私たちの身近にあるバニラアイスクリーム。
次食べるときは少しバニラに対する見方が変わるかもれませんね。