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補助金・助成金・負担金・交付金の違いは?

補助金 助成金 負担金 交付金 違い

大きな災害や経済危機が訪れると、「お金」に関する用語があちこちで使われるようになります。

その中でよく聞くのが「補助金」「助成金」「負担金」「交付金」といった言葉です。

しかし、これらは字を見ても違いが分かりづらく、どこからどこへお金が流れるのかもはっきりしません。

そこでこの記事では、納税者として知っておきたい「補助金」「助成金」「負担金」「交付金」の違いについてまとめました。

補助金とは?

「補助金」とは、「国や地方公共団体が、審査を通過した企業などが行う事業に対して給付するもの」です。

企業の事業をサポートするものなので、補助金の多くは経済産業省の管轄です。

補助金を受けるうえで大きなポイントとなるのは、「審査」です。

応募しても、審査をパスしなければ補助金を受けることはできません。

また、あくまで「補助」なので、補助率は1/2~2/3程度にとどまります。

そして、期間は半年程度に限られていることが多いです。

助成金とは?

「助成金」とは、「国や地方公共団体が、条件を満たす事業に対して給付するもの」です。

ここでいう事業は、雇用や研究開発などが目的となっているものを指すことが多いようです。

そのため、助成金は厚生労働省の管轄が多いといわれています。

助成金は、要件を満たせば原則として申請者全員が給付を受けることができます。

ただし、補助率は1/2~2/3程度です。

また期間も、補助金と同様に半年程度と短めです。

負担金とは?

「負担金」とは、「国が特定の利益を受ける場合や、一定の義務や責任を負う場合に、応分の金額を給付するもの」です。

国の負担金の支給先は、地方公共団体などです。

負担金は、いわば国の義務のようなものなので、審査はありません。

ただし、申請は必要なことが多いです。

給付率は一部にとどまる場合もありますが、全額給付というケースもあります。

そして給付期間は比較的長く、数年におよぶこともあります。

交付金とは?

「交付金」とは、「国や地方公共団体が、特定の目的で交付する金銭」のことです。

非常に広い意味を持つため、補助金・助成金・負担金も交付金の一種とされることがあります。

せまい意味での交付金は、申請は必要ですが審査は基本的にありません。

また、給付率は全額というケースが多く、給付期間が年度をまたぐこともあります。

補助金・助成金・負担金・交付金の違い

補助金・助成金・負担金・交付金の違いを表にまとめます。

補助金 助成金 負担金 交付金
給付元 国や地方公共団体など 国や地方公共団体など 原則として、国 国や地方公共団体など
給付先 一般企業 一般企業 地方公共団体など 企業や団体など
返済の要否 不要 不要 不要 不要
審査の有無 審査あり 審査なし 審査なし 審査なし
補助率 1/2~2/3程度 1/2~2/3程度 一部~全額 一部~全額
期間 半年程度 半年程度 数年 数年

だいたいこのような感じになりますが、例外もあるのでご承知ください。

まとめ

まとめ
  • 補助金は、国や地方公共団体などが、審査をクリアした企業の事業を補助するもの。
  • 助成金は、国や地方公共団体などが、要件を満たす事業に対して支払うもの。
  • 負担金は、国が利益を受ける場合や、義務や責任を負う場合に負担すべき費用。
  • 交付金は、国や地方公共団体などが、特定の目的のために給付するもの。

いずれも返済は不要とされていますが、税金でまかなわれているものなので、正しい使い方をしてもらいたいものですね。