スマートフォンやタブレットなどで気軽に読める電子書籍。
品切れがなくて保管場所不要、紙の書籍より安く購入できる場合も多いので、とても助かりますよね。
そんな便利な電子書籍ですが、紙の漫画と比べて安く購入することができます。
この記事では、電子書籍が安い3つの理由をまとめました。
さらに電子書籍を安く読む方法も合わせて紹介しているので、漫画を安くお得に読みたい人はぜひ最後までご覧ください。
目次
電子書籍が安い3つの理由
電子書籍が安いのは、「印刷代や流通コストがかからないから」という理由だけではありません。
一般消費者があまり知らない業界の裏事情も絡んでいるのです。
大きく分けると以下の3つです。
- 電子書籍は「再販売価格維持制度」の対象外だから
- 著者への支払額がおさえられるから
- 税金がかからない工夫をしているから
順番に詳しく解説していきますね。
電子書籍は「再販売価格維持制度」の対象外だから
雑誌を含む紙書籍は、「再販売価格維持制度」に従って販売されています。
これは、出版社が価格を決めて書店が定価で販売する制度なのですが、この制度のおかげで私たちは日本中どこでも同じ価格で紙書籍を購入できるようになっています。
しかし、この制度では書店側が勝手に本の値段を決められません。
一方、電子書籍は「再販売価格維持制度」の対象外となっています。
なので、割引価格で販売してもOK。
セールやセット販売で価格をおさえて販売するのも許されますし、割引クーポンの配布も認められているのです。
著者への支払額がおさえられるから
紙書籍では、一般的に「定価×印税率×印刷部数」で算出された金額が作家さんなどに支払われます。
極端な話になりますが、販売数がゼロでも出版社が作家さんに支払う額は同じなのです。
これでは、紙書籍の価格を下げるわけにはいかないですよね。
しかし、電子書籍では基本的に出来高払いです。
作家さんに支払う金額は、ダウンロード数で決まります。
つまり、赤字になりにくいシステムを導入しているから、電子書籍は安く販売できるのです。
税金がかからない工夫をしているから
電子書籍が安い理由の1つに、販売サイトの努力・工夫に秘密があります。
例えばサーバーが海外にある場合、そこから電子書籍をダウンロード販売しても日本の消費税はかかりません。
もちろん、各国の税制に従わなければなりませんが、それでもコストをおさえることは可能です。
さらに電子書籍を安く読む4つの方法
もともと紙の書籍よりも安い電子書籍ですが、さらに安く読む方法があるので、4つ紹介します。
- 無料の電子書籍を読む
- キャンペーンを利用する
- クーポンを活用する
- セール対象品を購入する
以下で詳しく解説しますね。
無料の電子書籍を読む
気軽に利用できるのが、無料で読める電子書籍を利用する方法です。
無料で読める書籍数はサイトにより異なりますが、大手サイトなら常時千冊以上、なかには1万冊以上が無料となっているサイトも!
完全無料なので、電子書籍が初めての人にもおすすめです。
キャンペーンを利用する
電子書籍の販売サイトでは、頻繁にキャンペーンが開催されています。
そのなかでも利用しやすいのが「新規登録キャンペーン」です。
新規登録時に限られますが、購入に使えるポイントやクーポンが配布されたり、割引特典がもらえたりします。
また、前回の購入から一定の期間が経つと「おかえりキャンペーン」として割引クーポンやポイント特典がもらえるサイトもあります。
クーポンを活用する
新規登録時だけではなく、定期的にクーポンを配布している電子書籍サイトもあります。
クーポンの配布パターンは、週1回、ゼロのつく日など、サイトのイベントに合わせてなどさまざま。
いずれの場合も2~5割程度の割引価格で書籍が購入できますが、有効期限が設定されている場合がほとんどなので早めに利用しましょう!
セール対象品を購入する
セール対象となっている書籍を購入するのもおすすめです。
サイトによっては、対象商品が半額以下で買えることもあります。
セールの対象品は定期的に変わるので、こまめにチェックすると良いですよ。
電子書籍は安いのになぜ普及しないの?
安くてメリットも多い電子書籍ですが、日本では欧米に比べて普及率は低迷しています。
それは、以下のような問題が理由のようです。
- 端末の問題
- 「紙」ではないことの問題
- 著者との契約の問題
詳しくは以下で解説します。
端末の問題
電子書籍を読むためには、Kindleなどの専用端末やスマートフォン、タブレットなどの端末が必須です。
しかし、電子書籍の専用端末の価格は安価とはいえません。
また、スマートフォンやタブレットを使う場合でも容量を圧迫してしまうため、電子書籍を避ける人が多いようです。
「紙」ではないことの問題
電子書籍は、当然のことながら「紙」ではありません。
しかし、紙ならではの質感やインクの匂いを好む人も多くいます。
このような人たちは、当然のことながら電子書籍ではなく紙書籍を購入します。
また、電子書籍には「中古」という概念がありません。
紙書籍であれば、読み終わったあとに中古書店に買い取ってもらうことが可能ですが、電子書籍では不可能です。
そのため、「電子書籍はかえって割高」というイメージが先行し、購入しない人もいるようです。
著者との契約の問題
すでにある紙書籍を電子書籍として販売するためには、作家さんなどと契約を結び直さなければなりません。
ここで作家さんが「NO!」といったら、電子書籍化は不可能です。
最近は電子書籍化を拒む作家さんは少なくなってきたと言われていますが、それでも契約の結び直しは出版社側にとって大きな負担になります。
実際、電子書籍の販売数が伸び悩んでいる現状では、出版社にも作家さんにもあまりメリットはないため、電子書籍化が思うように進んでいないようです。
おすすめの電子書籍サイト
電子書籍が読めるサイトはたくさんありますが、そのなかでも特に利用しやすいお得なサイトがAmebaマンガです。
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しかも、毎日4,000冊以上の無料漫画を読むことができます。
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通信費が気になる人も、これなら安心ですね。
Amebaマンガで電子書籍を読んだ人の口コミは以下の記事にまとめているので、もっと詳しく知りたい人は合わせてご覧ください。
電子書籍が安い理由まとめ
これまでの内容をまとめます。
電子書籍が安く購入できるのは、
- 販売サイトでの値引きが許されているから
- 著者への支払いが出来高払いだから
- 企業が税金対策をしているから
といったことが理由です。
そして、安い電子書籍をさらにお得に読む方法としては、
- 無料で公開されている電子書籍を読む
- キャンペーンやクーポンを利用する
- セール対象品を購入する
などがあります。
紙書籍の半額以下の値段で買えることもあるので、ぜひ活用してくださいね。
なお、今回は紹介できませんでしたが、電子書籍でしか読めない作品もたくさんあります。
この機会に、お気に入りの電子書籍を見つけてくださいね。
また、人によっては「紙代や印刷代がかからない割に電子書籍は高くない?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
その疑問には以下の記事でお答えしているので、逆に「電子書籍は高い」と思っている方はぜひご覧ください。